ブルームーン つづき

どこまで書いたっけ。

  • ゆたかのツッコミ体質と間のうまさは横山さんのスキルを生かしたかたちかなーと。「お子さまか」「無視してください」「(疲労でした)仮病でした」「うそ泣きだろ」「当たり前だよねえ。断ったんだーって声高に言うことじゃないよねえ」
  • 横山さんが「声高に」なんて難しい形容詞使ってて、ハッとした。
  • お父さんとお煎餅食べながらルミについて根掘り葉掘り聞かれた上に夜のダンスって言われて動揺するシーン、どんどんうまくなっていってたなー特に「あー満たされねえ、なんか弁当でも買ってこようかなー」のところ。「ばばバカじゃねーの!坊主が夜のダンスとか言うな、生臭い!」は口にお煎餅入ったままなのもあってかずうっと滑舌悪かったけど。
  • あと、実際、浮気らしき現場を見てるからこんなに動揺したんだろうなーと後のシーンでつながるはずなんだろうけど、そこはあんまり分からなかったな
  • ルミとの付き合いを、間飛び飛びだけど、と言う横山さんの妙なリアル。
  • ルミがやってきたシーン。お父さんが「ゆたか!ゆたか!」ってうれしそうなのが可愛い。お父さんもハマコさんも、若い二人をなんとかしたい!って見守ったりおせっかい焼く感じがすごくほほえましいし、ゆたかにそうしたくなる歯がゆさや年の割りの子どもっぽさとか身内ゆえのわがまま感もあったように思う。だってさっきまで、檀家さんにお経あげてたお坊さんには全く見えなかった(笑)
  • ルミへの「いらっしゃい」が桂三枝。常に三枝。唯一、13日の夜だけ三枝じゃなかった。わざと、今はじめて気付きました風や急に会えると思ってなくて気まずい感じを「いらっしゃい」のぎこちなさで表現しようとしたのだと思っていたのだけどどうなのかしら。横山さんのぎこちない「いらっしゃい」は桂三枝だった。
  • ルミから、中華街の浮気相手がアメリカ行くんだって、て聞いたときの「はあ?」が、いっつもすっごい上手。突然なにいってるの?感とか、すごく好きな言い方。

ブルームーン 今日もまた

好きなシーン。

  • 登場するところ。「なにしてんの!」なんであんなにダミ声にするのかは分からないけど。玄関の声だけ聞こえるとこから、扉あけて登場すると、始まったー!って感じ。
  • 暑いって言いながら袈裟をどんどん脱いでいくところ。どこまで脱ぐのーってドキドキしたらTシャツ着てた。手拭いで汗拭くときに、腹チラするのはサービスですか?
  • アカイさんをキタオさんて間違えたお父さんに「どうしてだよ、全然似てねえじゃねえか」って言うところ。たまに、ものすごく、言い方がうまかった。ほとほと困り果てた感が出る言い方がすごく良いときがあった。「ブーッ」の辺は実はあまりおもしろくなかった。本当はおもしろいとこなんだろうけど、前後のメリハリ?抑揚?がなかったんだよなー。
  • お煎餅食べながらお父さんとルミの話をするところ。ずっと喧嘩腰で聞き取りづらかったのが、後半うまくなってたなー。あれこれ聞いてくるお父さんにちょっとうっとうしい感出しつつそこまで大袈裟でないイライラ。
  • お煎餅の食べ方が回を追うごとに豪快になっていったような。14日かな?かなり大きな塊をテーブルに落として拾って食べてた。
  • ハマコさんが来て慌てて袈裟を片付けようとするところ。ハマコさんとの「無視してください」のやりとり毎回笑った。間とか言い方がうまいんだろうな。
  • 床に落ちた足袋を足でとって、最後に蹴り飛ばすところが好き。
  • お湯のみ片付けようとしてこぼすところ。「ごめんなさい、こぼしちゃった」の言い方がすごく可愛い回があった。子どもみたいな言い方。
  • 「ごめんごめん、話が見えないんですけど」のところ。わざとなのか、毎回棒。気になった。

ブルームーン つれづれ

14日の公演で思ったこと。



14日の公演中、ユタカが、まるで自分みたいなミツエさんに、あなたの人生はつまらなくない、トニーさんと一緒になるべきだ、って熱心に訴えるシーンで、ああのび太君だなあ、とふと思いました。主に映画ののび太君のイメージだけど。鈴木さんが始まる前にインタビューか何かでのび太君ておっしゃってて、すっかり忘れていたのだけど、人のために一生懸命ででも空回りで、ってのび太君ですね。まさにそんなようなことをおっしゃってたなあ、とようやく思い出しました。

やさしい役を当て書きしてもらってたんだねえ、横山さん。横山裕のイメージはそういう人なんだなあ。カーテンコールのご挨拶は主演横山裕で、のび太君的な横山さんよりもっと大人できっとちょっとだけ裏側の、仕事をする横山さんだったんだよなあ。

まあ横山裕としてはどっかで見たことあるような感じの演技で、当て書きと、なんなら当て演出とでも言うような、そんなお芝居で、達者な人たちの中に放り込まれても「そういう役」としての立ち位置だったけど。けど、まあ、のび太君としての横山さんの役割は、本当に公演とおして吸収していってたんだなーと東京千秋楽から1日経って思ってます。

ブルームーン 東京公演

台詞やらあれこれ

 

  • 「 俺が守りますよ。ハマコさんとお母さんとトニーさんのお墓は、俺が生きているうちは絶対守ります!」
  • 「そういうサポート、俺にもしてほしいなって思ってた。俺にだけしてくれないかなって、ずっと思ってた。」
  • 「勘違いして、あの部屋はいって、あり得ないことになって、俺どうする?って、そういう状況です。」
  • 「俺もまだ受け入れきれてませんからあ」
  • 「俺の人生につきあわせて彼女を不幸にしたくありませんから」
  • 「俺や父や、亡くなった母や祖父や祖母の、自然な表情を残してくれました。いや、これから残していってくれる人だ。」
  • 「夢って言うなら、お前とずっと一緒にいられたら幸せだろうな、って」
  • 「トニーさんとミツエさんやケイトを見て思ったんだけど。運命があるとしたら、南方でマラリアになってもアメリカで捕虜になっても、縁のある人間はまた一緒になれる。俺は、お前と一緒になる運命を信じる。」
  • 「ばば馬鹿じゃねーの!坊主が夜のダンスとか言うな!生臭い!」
  • 「じゃあ、何で付き合ったんだよ!そもそも!」
  • ルミが、トニーさんがミツエさんを好きだって気持ちは変わらないって言ったときのユタカの「そっか」、最初の頃は気づいた感じでハッとしたような言い方だったけど、途中から、嬉しそうな「そっか」になった気がする。
  • 2つ目の缶ビールを開けるとき、缶をテーブルに置いたまま片手でプルタブ開けるとこがすごい好き。
  • 「何故にだよ」「おいおい、呆けたのか?」とか、つっこみ台詞は上手かったなあ
  • 早口言葉みたいな台詞も得意。と言うか早口言葉っぽい方が噛まないし意識する分、上手いのかもしれない。
  • 冒頭、登場してからずっとお父さんにゴチャゴチャ言うシーン。最初の頃はがなってばかりで、あまりメリハリと言うか強弱がなくて、おもしろいポイントがボケがちだったんだけど、13日の夜に入ったらすごく自然になっててびっくりした。何があったの横山さん!
  • お煎餅食べながら、お父さんに「生臭い!」って言うところ、ずっとずっと聞き取りづらかったんだけどこれも途中から聞きやすくなってた。何が(ry
  • ルミへの告白シーン、ここも最初はずっと大きな声でだった気がするのに13日にはちゃんと隣の人に話しているくらいに聞こえた。だから何が(ry
  • 「俺が守りますよ」のシーンは毎回鼻水ずるずるさせながらだけど14日は盛大に床にこぼしてた。席の関係で、見てるときは涙だったのか鼻水だったのか分からなかったけど後で聞いたら鼻水だった。
  • 時計が壊れて住職にもう過去には戻れませんよって言われてハマコさん最初の頃「もう元に戻りたいとは思いません」って言ってるのがちょっと違和感あったのも気付いたら「もう過去に戻りたいとは思いません」になってた。
  • トニーとケイトが踊るシーン。14日は特によかった。途中からトニーに手を取ってもらえなくなってずっと不安そうにトニーを見つめながら踊るケイトが切なくて泣いた。

ブルームーン 6/14 13:00

「胸を張って大阪行ってきます」

カーテンコールの横山さんのご挨拶

 

「ありがとうございました。無事、東京千秋楽を迎えることができました。作家の青木豪さん、演出の鈴木裕美さん、ここにいる演者の皆さん、この舞台に関わってくれたスタッフの皆さん。そして何よりここにこうして来てくださった皆さんのお陰です。胸を張って大阪に行ってきます。本当にありがとうございました」

 それでこのご挨拶の最後に「大阪行ってきまーす」って拳あげて可愛らしくちょっと恥ずかしそうないつもの表情ではけていきました。

 

でも声のトーンとか話し方とかなんかこう凛々しい感じで大人のご挨拶でした。演技してたんだなーとか思いながらご挨拶聞いてました。

ブルームーン 6/13 18:00

今日のベストオブユタカ。

「いらっしゃい」

 

 桂三枝じゃなかった!

て言うか全体的に癖がすごく少なくなってて、台詞も聞き取りやすくなってて、抑揚っていうのか声や表情の緩急というのか強弱というのか。とにかくすっごく変わっててびっくりした。いつからなのどうしてなのなにがあったの教えて横山さん!

ブルームーン 6/7 13:00

今日のベストオブユタカ。

「俺のつまらない人生につきあわせて、彼女を不幸にすることだけはしたくないですから」

 

今日は横山さんがカーテンコールで2階席や3階席にもご挨拶をしていました!横山さん!誰かに言われたの?

ケイトやルミとのシーンが見るたびに自然になってる気がする。